風の予感。
再会
以前一緒に働いていた女子と再開した。面接を受けるため待ち合わせていたファミレスでのことだった。私は一通りの面接会社説明を受けた後で。その女子のテーブルへ向かった、向こうも私には気づいていたようだった。半年ぶりの再開。久しぶりにお互いの近況報告、以前いた会社は相変わらず人手不足とのことだった。
「それもそうだろう、あのキューリョーじゃなぁ」と私。
「戻ってきてって言われてるんでしょ?」彼女。
「言われているけどキューリョーがねぇ」私。
その後は男女のとりとめのない与太話。
「仕事が何となく決まるような気がするよ」
「よかったね」っと彼女
「今日再開したのが良いきっかけかも」そう思ったがそれは口にはしなかった。
久しぶりに良い感じの昼下がり、風は少しずつ私に吹いているような気がする。